売却の流れ | FLOW

ご相談から引渡しまで

初めて不動産を売却される方でも、流れがわかれば安心です。各ステップでやること・期間目安・実務上のTIPSを整理しました。

不動産売却の流れは、無料査定 → 媒介契約 → 販売活動 → 内覧対応 → 売買契約 → 決済・引渡しの6ステップで進みます。所要期間は物件状況により2〜6ヶ月が目安。当社では各段階で進捗をご報告し、売主様が判断に必要な情報を常にお渡しします。

不動産の売却は、人生で何度も経験するものではありません。だからこそ「全体の流れ」「各ステップで何が起きるか」「どこで判断を迫られるか」を最初に把握しておくことが、後悔のない売却につながります。本ページでは、ご相談から引渡しまでの一連の流れを、当社代表・本田憲司の27年の実務経験をもとに、時系列で整理しました。各ステップには、業界内では当たり前でも売主様には伝わりにくい「知って得するヒント」と「失敗しやすいポイント」を添えています。読み終えたとき、ご自身のケースで「次に何をすればよいか」が見えるはずです。

なお、当社は「専任媒介契約」「片手仲介」を基本としています。売主様だけを担当することで、買主側との利益相反を避け、売主様の利益最大化を最優先に動く——この方針に基づき、本ページの記述も「売主側の視点」で統一しています。

STEP 1

売却のご相談

まずは現状をお聞かせいただくところから始まります。「売ろうかどうかまだ迷っている」「価格だけ知りたい」「住み替え先と並行して動きたい」といった段階のご相談も歓迎です。査定の依頼や媒介契約をすぐに結ぶ必要はなく、納得いただける情報をお渡しすることが最初の役割です。電話・LINE・お問い合わせフォームのいずれでも構いません。ご相談の段階では、お手元の資料が揃っていなくても問題ありません。覚えている範囲で物件のご住所・購入時期・現在のご状況をお伝えください。

期間の目安

30分〜1時間(初回ご相談)

このステップでやること

  • 売却理由の整理(住み替え/相続/離婚/資金化 等)
  • ご希望スケジュールと最低希望価格の目安
  • お住まいの状況確認(居住中/空き家/賃貸中)
  • 共有名義・住宅ローン残債の有無
  • 法律・税金面で気になることの洗い出し

ご売却をお考えの方へのアドバイス

「いますぐ売る気がない」相談こそ歓迎

本田が27年で多く受けてきた相談は「あと半年〜1年後に売却を考えている」というものでした。早い段階で相場感をつかみ、修繕やリフォームを「するか/しないか」を判断できると、結果として高く売れるケースが多いです。慌てて動き始めるより、半年前から情報収集を始めた方が、売却スケジュールのコントロールがしやすくなります。

共有名義・住宅ローンの状況は最初に共有を

意外と多いのが、ご家族との共有名義になっていることに後から気づくケースです。所有者全員の合意がなければ売却契約はできません。残債が売却見込み価格を上回る「オーバーローン」かどうかも、最初の段階で金融機関に確認しておくとスムーズです。オーバーローンでも売却は可能ですが、自己資金で不足分を補填する必要があり、資金計画が変わってきます。

売却理由は正直に伝えてOK

「離婚で急いでいる」「相続税の納税期限が近い」など、デリケートな事情ほどお伝えいただくほうが、適切なご提案ができます。当社では片手仲介・専任媒介を基本としており、買主側との利益相反が起きにくい体制です。事情を踏まえた価格戦略・スケジュール組みが可能ですし、相談内容は守秘義務の範囲で取り扱います。

失敗しやすいポイント

  • 査定価格だけを比較して、最も高い金額を出した会社に依頼してしまう(売れ残りの原因になりやすい)
  • 売却理由を会社に伝えず、後の交渉局面で不利になる
  • ご家族間での合意をとらずに話を進めてしまい、売買契約直前で頓挫する

このステップのよくあるご質問

Q. 相談だけで料金は発生しますか?

A. 発生しません。媒介契約を結び、売買が成立した時点で初めて成功報酬としての仲介手数料をいただきます。査定書の発行も無料です。

Q. 査定額にどうしても納得できない場合は断れますか?

A. もちろん可能です。査定はあくまで「適正な売出価格の目安」であり、依頼の義務はありません。ご縁がなければお気兼ねなくお断りください。

STEP 2

物件調査・価格査定

査定には大きく「机上査定(簡易査定)」と「訪問査定」の2種類があります。机上査定は物件情報と周辺の成約事例だけで価格帯を出す方法、訪問査定は実際にお部屋を拝見して状態を加味する方法です。最終的な売出価格を決めるには訪問査定が欠かせません。査定価格は「概ね3ヶ月以内に売れる見込みのある価格」として算出します。複数の根拠(成約事例・公示地価・現在の競合物件)を組み合わせ、根拠を明示した査定書をお渡しします。

期間の目安

机上査定は1〜2営業日/訪問査定は調査含めて1週間程度

このステップでやること

  • 物件情報のご提供(登記簿・購入時資料・間取り図など)
  • 訪問査定の日程調整(30分〜1時間)
  • 周辺事例・市場動向のご説明を受ける
  • 査定書の確認(根拠・前提条件)
  • ご質問への回答

必要書類

  • 登記識別情報通知(または登記済権利証)
  • 固定資産税・都市計画税の納税通知書
  • 購入時の売買契約書・重要事項説明書
  • マンションの場合:管理規約・長期修繕計画書・管理組合からの通知類
  • 戸建ての場合:建築確認済証・検査済証・建物図面

ご売却をお考えの方へのアドバイス

査定価格は「会社の実力」ではなく「営業判断」

業界20年以上で見てきた中で、査定価格と実際の成約価格には大きなズレが起きるケースがあります。専任媒介を取りたいがために高めの査定を出す会社もあるため、「なぜその価格なのか」根拠資料(成約事例・時点修正の考え方)を必ず確認してください。公開されている地域別の相場データと乖離していないかをチェックすると安心です。

売出価格は査定価格より少し上げてもよい

査定価格は「3ヶ月で売れる価格」の目安。スケジュールに余裕がある場合は、査定価格より数%上げて売り出し、反響を見ながら調整する戦略もあります。ただし、上げすぎると最初の2週間の反響が取れず、長期化すると逆に値下げ交渉に弱くなります。「上げ幅」と「観察期間」をセットで決めておくのがコツです。

関西エリアでは「住戸タイプ別」の相場感が重要

大阪市内のマンションは、同じ駅でも「ファミリータイプ(70㎡以上)」と「コンパクトタイプ(40㎡前後)」で坪単価がまったく異なります。査定書に近隣事例が載っている場合、ご自宅と「住戸タイプ」「築年帯」「階数」が近い事例を選んでいるかをご確認ください。築古マンションでは「リノベーション履歴の有無」も価格に大きく効きます。

失敗しやすいポイント

  • 訪問査定を断り、机上査定の数字だけで売出価格を決める
  • 室内の片付けが進んでおらず、本来の評価より低く見られる
  • 隣地境界が未確定なまま訪問査定を受け、後の契約段階で問題になる
  • 高い査定額を提示した会社に飛びつき、後から値下げを繰り返す羽目になる

このステップのよくあるご質問

Q. 訪問査定では家の中をどこまで見られますか?

A. 各居室・水回り・収納などを一通り拝見します。生活感があるままで構いません。お見せしづらい場所があれば事前にお知らせください。

Q. リフォームしてから売ったほうが高く売れますか?

A. ケースバイケースです。リフォーム費用を上回る価格上昇が見込めるかは個別判断が必要なため、ご相談時に方針をご一緒に検討します。多くの場合は「現状渡し」で売却し、価格に反映してリフォーム前提の買主様を見つけるほうが結果として手元に残るお金が多くなります。

STEP 3

媒介契約の締結

査定結果にご納得いただけたら、売却を正式に依頼する「媒介契約」を結びます。媒介契約には3種類あり、どれを選ぶかで売却活動の進め方・報告頻度・他社との関係性が変わります。当社は「専任媒介契約」もしくは「専属専任媒介契約」を基本としてお勧めしています。これは売主様にとって、責任の所在を明確にし、広告投資や顧客紹介を厚く行いやすい契約形態だからです。

期間の目安

1〜2日(査定後すぐに進めることが多い)

このステップでやること

  • 媒介契約の3種類の違いを理解する
  • 売出価格・媒介種別を決定
  • 媒介契約書の締結(契約期間は最長3ヶ月)
  • 仲介手数料の確認
  • 物件情報のレインズ登録(専任系のみ義務、登録証明書を受領)

必要書類

  • 印鑑(実印不要、認印で可)
  • 本人確認書類

ご売却をお考えの方へのアドバイス

一般媒介の「複数社競合」は基本的にお勧めしません

「複数社に依頼すれば早く売れる」というイメージがありますが、実態は逆になることが多いです。各社が「自社で決めれば手数料がもらえるが、他社に決まればゼロ」という前提で動くため、広告費を厚く投じにくく、社内の優先順位も下がりがちです。1社に専任で任せ、責任を持って売却活動を行う方が、結果として早く・適正価格で売れるケースが多いと感じています。

「片手仲介」と「両手仲介」の違いを必ず確認を

不動産仲介には、売主側だけを担当する「片手仲介」と、売主・買主の両方を1社で担当する「両手仲介」があります。両手は会社の収益が2倍になりますが、構造的に売主と買主の利益が相反するため、当社は片手仲介を基本としています。媒介契約を結ぶ会社が「両手前提」かどうかは、必ず質問することをお勧めします。

媒介契約期間は「3ヶ月固定」と思わなくてよい

法律上は最長3ヶ月ですが、双方合意で更新も解約もできます。「途中で会社を変えたい」と感じた場合、契約満了を待たずにご相談ください(ただし違反による解約はトラブルになることもあるため、誠実な対話が前提です)。当社は更新時に必ず「これまでの活動レポート」と「次の3ヶ月の方針」をご説明し、納得いただいたうえで継続するかご判断いただいています。

失敗しやすいポイント

  • 媒介種別の違いを理解せずに、勧められるまま一般媒介で契約
  • 仲介手数料を「3%+6万円(税別)」とだけ理解し、媒介契約書の記載を確認しない
  • レインズ登録の有無を確認せず、いつまで経っても市場に出ていない状態が続く
  • 両手仲介の会社と専任契約し、買主探しが社内で完結してしまい価格交渉で不利になる

このステップのよくあるご質問

Q. 仲介手数料はいつ・どのように支払いますか?

A. 売買契約成立時に半額、引渡し時に残り半額をいただくのが一般的です(一括での例もあります)。売却が成立しなければ手数料は発生しません。

Q. 「囲い込み」と聞きますが、当社は大丈夫ですか?

A. 囲い込み(他社からの問い合わせを意図的にブロックする行為)は当社では行いません。レインズの取引状況も売主様にご確認いただける仕組み(取引状況管理画面の証票発行)があります。ご不安があればいつでも開示請求してください。

STEP 4

売却活動と現状報告

媒介契約を結んだら、いよいよ売却活動の開始です。具体的には、SUUMO・HOME'S・at home などのポータルサイトへの掲載、自社サイト・チラシ・レインズへの登録、自社顧客への紹介などを並行して行います。当社は専任媒介の場合、活動状況を2週間に1回(専属専任は1週間に1回)、書面とメールでご報告します。重要なのは「ただ掲載して待つ」のではなく、反響データを見ながら写真・コメント・価格を機動的に調整していくことです。

期間の目安

1〜3ヶ月(物件・価格・市況による)

このステップでやること

  • 売出価格・販売条件の最終確認
  • 写真撮影・図面作成(プロのカメラマンによる撮影もあり)
  • ポータル・自社サイトへの掲載
  • 内見対応(売主様にお願いする場合は事前打ち合わせ)
  • 反響レポートの確認・販売条件の調整

ご売却をお考えの方へのアドバイス

最初の2週間が最も大事

不動産ポータルサイトでは、新着物件として表示される最初の2週間に最も多くの反響が集まります。この期間に十分な反響が取れない場合、価格設定や写真・コメントの見直しが必要なサインです。当社は2週間時点でデータを共有し、必要なら早めの調整をご提案します。逆にここで慌てて値下げするのではなく、まず写真・コメント・販売条件を見直すのが順序です。

内見前のひと手間で印象は劇的に変わる

玄関の靴を片付ける、窓を開けて空気を入れ替える、カーテンを開ける、シンクを磨く——この4つだけでも内見時の印象は大きく変わります。プロのハウスクリーニングを入れるかどうかは費用対効果を一緒に検討します。費用5〜10万円で内見時の印象が改善し、結果として値引き交渉幅が縮小すればプラスになります。

値下げのタイミングと幅は「反響データ」で判断

反響が少ない場合の値下げは、勘ではなくデータで判断することをお勧めします。具体的には「ポータル閲覧数」「問い合わせ数」「内見数」の3指標を1ヶ月単位で見て、想定の半分を下回るなら検討時期です。値下げ幅は5%が一つの目安。1%・2%の値下げはほとんど反響に影響しないため、やるなら効果が出る幅で踏み込むのが鉄則です。

居住中売却は「内見の時間枠」を週末に集約を

居住中(住みながら売る)の場合、内見対応のストレスが大きくなりがちです。事前に「土日の◯時〜◯時のみ対応」と枠を決めておき、平日は対応しない、と整理しておくほうが、長期戦に耐えられます。複数組の内見をまとめて受ければ売主様の負担も減り、買主様にも「人気物件」という印象が伝わります。

失敗しやすいポイント

  • 反響が少ない理由を価格以外(季節・物件特性)に求めてしまい、対応が後手に回る
  • 内見時の対応で売主様が「売り込みすぎ」になり、買主様が逆に引いてしまう
  • ポータルサイトに掲載されている自社物件の写真・コメントを売主様自身が確認していない
  • 活動報告書を読まずに放置し、3ヶ月後に「何も進んでいない」と気づく

このステップのよくあるご質問

Q. 売却活動中、家を空けないといけませんか?

A. 居住中のままでも売却可能です。内見時に在宅でも問題ありません(むしろ生活感がある方が現実的なイメージを持っていただけます)。

Q. 写真や物件説明文に注文をつけてもいいですか?

A. ぜひお願いします。実際にお住まいの方しかわからない魅力(南向きのリビング・周辺環境・収納の使い勝手など)は、コメントの説得力を上げる重要な要素です。

Q. 売却活動を一時停止することは可能ですか?

A. 可能です。ご家庭の事情・市況の変化などで一時停止のご希望があれば遠慮なくご相談ください。再開も柔軟に対応します。

STEP 5

売買契約

購入希望者から「買付証明書」が出され、価格・条件で合意に達したら、売買契約を結びます。契約日には買主様・売主様・仲介担当が一堂に会し、宅地建物取引士による「重要事項説明」を受けたうえで契約書に署名・捺印します。手付金(売買代金の概ね5〜10%が目安)を受領し、ここで契約が法的に成立します。契約書は事前にお渡ししますので、当日初見で読むことのないよう、不明点を洗い出してから当日に臨んでください。

期間の目安

買付証明書から契約締結まで1〜2週間/契約日所要1.5〜2時間

このステップでやること

  • 買付証明書の確認・条件交渉(価格、引渡し時期、付帯設備など)
  • 売買契約書・重要事項説明書の事前確認
  • 必要書類の準備
  • 契約日の出席(所要1.5〜2時間)
  • 手付金の受領

必要書類

  • 実印・印鑑証明書(発行3ヶ月以内)
  • 本人確認書類
  • 登記識別情報通知(権利証)
  • 固定資産税納税通知書
  • 物件状況等報告書・付帯設備表(事前に売主様が記入)

ご売却をお考えの方へのアドバイス

「物件状況等報告書」は正直に書く

雨漏り・シロアリ・給排水の不具合・近隣トラブル・自殺などの心理的瑕疵——これらは知っていれば必ず告知する義務があります。「言わなければわからない」と隠して契約後に発覚すると、契約解除や損害賠償の対象になります。本田の経験上、誠実な開示が結果的にトラブル予防になります。書きづらい項目があれば事前に担当へご相談ください。書き方も含めてサポートします。

住宅ローン特約の期限を確認

買主様が住宅ローンの審査を受ける場合、「ローン特約」が付いていることがほとんどです。これは「審査が通らなければ契約を白紙解除できる」条項です。期限内に通らなかった場合、手付金は買主様に返還する必要があるため、契約から特約期限までの2〜3週間は次の物件購入の判断を保留しておくのが安全です。

付帯設備表の「不具合あり」は誠実な記載を

エアコン・給湯器・ガスコンロなどの付帯設備について、「ある」「なし」「不具合あり」を記載します。不具合があるものを「ある(正常)」と書いて引渡し後にクレームが入るのが最もトラブルになるパターン。「不具合あり・引渡し後の修理費は買主様負担」と明記しておけば、価格交渉で一定の値引きを織り込み済みのケースが多く、後の関係が良好に進みます。

失敗しやすいポイント

  • 重要事項説明書を当日初見で読み、内容を理解しないまま署名してしまう
  • 手付金を契約後すぐに使ってしまい、ローン特約による白紙解除になった際の返還で困る
  • 付帯設備表を曖昧に記載し、引渡し後にトラブルに発展
  • 売却益の確定申告を忘れて、翌年に追徴課税を受ける

このステップのよくあるご質問

Q. 契約日に売主は何時間くらい拘束されますか?

A. 通常1.5〜2時間です。重要事項説明・契約書読み合わせ・署名捺印・手付金授受までを行います。

Q. 印鑑証明書は何通必要ですか?

A. 売買契約時1通、引渡し(決済)時にも1通必要です。発行3ヶ月以内のものをご準備ください。共有名義の場合は所有者全員分が必要になります。

Q. 売買契約後にキャンセルしたい場合、どうなりますか?

A. 買主様が手付解除を希望される場合、手付金(売主様が受領済み)を放棄して解除可能。売主様から解除する場合は手付金の倍額を返還する「手付倍返し」が必要です。手付解除期限を過ぎると違約解除となり、違約金(一般に売買代金の20%)が発生します。

STEP 6

残代金の授受・物件引渡し

売買契約から約1〜2ヶ月後、買主様の住宅ローン融資が下りるタイミングで「決済(残代金の授受)」と「物件引渡し」を同日に行います。会場は買主様の融資銀行の応接室が一般的です。司法書士・買主・売主・仲介担当が同席し、所有権移転登記・抵当権抹消登記・残代金支払いを同時並行で進めます。所要時間は1.5〜2時間程度。残代金の入金確認をもって鍵をお渡しし、ここで売却の全工程が完了となります。

期間の目安

売買契約から決済まで1〜2ヶ月/決済当日は1.5〜2時間

このステップでやること

  • 引渡し前の最終確認(残置物の撤去・室内クリーニング・鍵の本数確認)
  • 公共料金(電気・ガス・水道)の精算手続き
  • 抵当権抹消の準備(住宅ローン残債がある場合、銀行へ事前連絡)
  • 司法書士への必要書類の引渡し
  • 決済当日の出席・残代金の入金確認・鍵の引渡し

必要書類

  • 実印・印鑑証明書(3ヶ月以内)
  • 登記識別情報通知(権利証)
  • 固定資産税納税通知書(日割り精算用)
  • 抵当権抹消書類(金融機関から決済日に持参される場合と、事前に売主が受領するケースあり)
  • 本人確認書類
  • マンションの場合:管理費・修繕積立金の精算書、駐車場契約書、管理組合への組合員資格喪失届
  • 鍵一式(玄関・各居室・郵便受け・物置・駐車場リモコン等を全数)

ご売却をお考えの方へのアドバイス

引越しは決済日の1〜2日前までに完全に終わらせる

当日はバタバタしますし、室内に荷物が残っていると「契約違反」となり買主様への引渡しができません。引越しは決済日の前日までに完全に終わらせ、決済前日に売主様自身で最終確認することをお勧めします。残置物を「サービスとして残してほしい」と買主様から要望される場合は、契約書にその旨を必ず明記してください。「言った言わない」のトラブルが多い領域です。

抵当権抹消は金融機関とのスケジュール調整が肝

住宅ローンが残っている場合、決済日に売却代金で一括返済し、同日に抵当権抹消登記を行います。金融機関の事務処理は意外と時間がかかるため、決済日の3〜4週間前に「抵当権抹消の準備をお願いします」と銀行へ連絡しておくのが安全です。当社が代行して連絡することも可能です。書類の受け渡しタイミングも金融機関により異なるため、担当司法書士と事前に確認します。

固定資産税と管理費の日割り精算を忘れずに

固定資産税は1月1日時点の所有者が納税義務を負いますが、慣例として「引渡し日を境に日割り精算」します。マンションの管理費・修繕積立金も同様。これらは決済時に精算金として現金(または振込)でやり取りするため、当日の精算明細を必ずご確認ください。関西では「4月1日起算」が一般的ですが、地域・契約により異なるため、契約書記載の起算日を確認してください。

失敗しやすいポイント

  • 引越しが間に合わず、決済延期 → 違約金の発生
  • 鍵の本数が不足し、決済後に追加費用で鍵交換することに
  • 公共料金の名義変更を忘れ、引渡し後に旧住所の請求が続く
  • 売却益の確定申告で3,000万円特別控除などの特例適用を忘れ、税金を多く払ってしまう

このステップのよくあるご質問

Q. 決済当日の流れを教えてください。

A. 9:30 銀行集合 → 司法書士による必要書類の確認 → 買主様の融資実行 → 残代金振込確認 → 売主様から買主様へ鍵・書類引渡し → 司法書士が法務局へ登記申請、で完了します。所要1.5〜2時間。終了後は売主様も自由解散です。

Q. 引渡し後にトラブル(雨漏り・シロアリ等)が見つかったら?

A. 売買契約書に「契約不適合責任」の期間(通常3ヶ月〜1年)が定められています。期間内に発見された欠陥は売主様の責任となるケースがあるため、物件状況等報告書での誠実な開示が重要です。

Q. 売却益が出た場合、確定申告は必要ですか?

A. はい、譲渡所得が発生する場合は翌年の確定申告が必要です。3,000万円特別控除、買換特例、軽減税率など各種特例もあるため、決済後早めに税理士か当社顧問税理士にご相談ください。特例の適用には居住期間や所有期間などの要件があり、要件を満たすかの判定が重要です。

全体スケジュール例

売却のご相談(0ヶ月)→ 査定(〜1週間)→ 媒介契約(〜2週間)→ 売却活動(1〜3ヶ月)→ 買付・契約(合意から1〜2週間)→ 決済・引渡し(契約から1〜2ヶ月)。トータルで3〜6ヶ月、急がない場合は半年〜1年の余裕を持ったスケジュール組みをお勧めします。

並行して進めること

  • 住み替え先の検討(売り先行 or 買い先行 or 同時進行)
  • 残債のある住宅ローンの一括返済シミュレーション
  • 譲渡所得税・住民税の試算(特例の適用可否確認)
  • 引越し業者の選定・見積もり(決済日の前々日までに完了)

最後に

売却は人生で何度も経験する取引ではありません。だからこそ「不安があれば即その場で聞く」「曖昧なまま署名しない」を徹底してください。当社では、査定からご相談、決済までの各ステップで担当者が一気通貫でフォローします。専任媒介・片手仲介を基本とし、売主様の利益最大化を最優先に動きます。「自分のケースだとどうなるか」をまずお気軽にご相談ください。

まずはご相談ください!

まずはご相談ください!

査定は無料です。今すぐ売却のご予定がない方でも、参考としてお気軽にお問い合わせください。

0120-061-067午前10時〜午後19時